あけましておめでとうございます

今朝は、曇りがちと言う予報なので日の出は見られないかと思っていたのですが、
ふと、太陽が昇らない日はない、と思い、
近所の一番高いところに行って日の出を待ちました。

同じ思いの人が10人ほど集まっていて
少し雲が多いように見える空を、じっと眺めていました。

雲の向こうにオレンジ色が見え始めると
はっきりとした形ではありませんでしたが、
太陽の昇ってくる感じがわかり、その場にいた人たちから
歓声が上がりました。光り輝くというのはこういう事か、
と思うような、輝きが雲の間から漏れていたのです。


一緒に行った、隣の家の加藤さんが、その光の中で
「天気予報を聞いて朝日は出ない、とか見えないとか、勝手に決め込んで
見に来なかったら、見えなかったね」、と言ったのを聞いて
新年のはじめにふさわしい言葉のように思いました。


まだ見ぬ今年という時間の中で起きる様々なことを
勝手に判断して、事実そのものを見失わないようにしよう。


どんなに曇っていても雨が降っていても太陽は毎日空にある
どんなに混沌としているように見えても
認知症という病気の衣の奥には、その人がいる。

自分の判断することを正しいとせず
現象に左右されず、事実そのものに目を向けていこう。
2012年のスタートの朝、そういう事を思いました。
今年もよろしくお願いします。