手が淋しい?
直接介護することがなくなって一ヶ月が過ぎました。
このところ何かおかしいのです。
気持ちはゆとりがあって、何をしても楽しいのですが
どこかおかしい。
何だろうと思っていたら、はっと気がつきました。
手が淋しいんです。
いつもならこの時間は、○○さんのところで
お着替えのお手伝いをしている・・・
お食事の介助をしている・・・
・・・・そんなことをふっと思っていたのです。
それが、・・ない。
今日は自分の手をじっと眺めてみました。
こ13年間で、何人の人の、
おむつを替えたのだろう・・・
歯磨きをしたのだろう・・
手を繋いで歩いたのだろう・・
お風呂にいれたのだろう・・
手が動く、顔を思い出す、笑ったり泣いたり、
皆さんによくつきあっていただきました。
この手が今、皆さんにお礼を言っています。
不器用な手に辛抱強くつきあって
くださってありがとうございました。